自分を信じ過ぎた女の話

（Nikon D80)

昔行っていた会社での話。
その会社はとてーもゆるい感じの、楽しい、いい会社でした。
部署の人ともみんなそれなりに和気あいあい。
そんな、私のいた部署では、「駄菓子当番」という当番がありました。
毎週、当番の人が、仕事中にみんなが食べる駄菓子（一週間で５００円分も買えば結構な量になる。）を買ってくるというもの。
そんな環境にいたため、本当は、知らぬ間に少しずつ太っていたのです。
でも、私は昔からどちらかというと痩せ形で、しかも、人から見える部分は太らないという体質だったため、「もしかしたら私は食べても太らない体質なのかもしれないなー。」と思っていました。沢山動く、本屋さんのバイトをしていた時なんかは、食べないとどんどん痩せてしまうから逆に頑張って食べていた位。だからこの時も自分を信じていました。「私は太らないんじゃないかな」と。
向かいの席の、男前の、Mさんが私に言いました。
「（制服の）スカート、ボタンが取れそうですよ。」
私は言いました。
「あ、これね。もう6年くらい履いているから、チャックやボタンがバカになってきたんだよね。」
そう。私は、「自分が太ったのではなく、制服のスカートが壊れてきたのだ」と心底信じていたのです（良く言えば、ピュア。）。
でもそれが大間違いだと気がついたのはその会社を辞めた後。
5年ぶりくらいに体重計に乗ったら、過去最高の記録を作っていました。
大急ぎでダイエットしました。

教訓、「自分を信じ過ぎてはいけない」。
この時本当に深く反省しました。
食欲の秋に、久し振りにこの話を思い出しました。

猫　「ねえねえ、なんで俺の写真の時に　この話書くの？」
私　「いや、別に、深い意味はないんだけど・・・・・。」