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2013年8月20日 (火)

本の楽しみ

昨日本屋さんで見かけて面白そうだと思ったジェフリーアーチャーの「時のみぞ知る」を今日早速買ってきて読み始める。
やっぱり面白い。
何年か前、同じくジェフリーアーチャーの「ケインとアベル」を読んでものすごく面白かった(喉が渇いている時にすごい勢いで飲み物を飲むみたいな勢いで、ゴクゴク読んだ。)。その時と同じような感じでどんどん読み進んでしまう。この調子だと面白くて夜中になってもやめられず、寝不足になりそうでこわい。

私は海派、山派かといったら山派で(その土や木々の匂いにも癒され、いるだけで何か充足感がある。父の田舎が山の多い長野県だから?DNA?)、他のものも山に例えがちなのですが、読書も、登山に例えると、どうしても登って頂上にたどり着いた時の景色や気分を知ってみたい、と思いながらも登るのがきつく、少しずつだましだましゆっくり登ってやっと頂上にたどり着き、「ああ、これが登った人だけが味わえる気持か。大変だったけどこれを知る価値はある。」と感動するタイプのものもあり、面白くて面白くてすいすいと登ってしまい、次の日多少の筋肉痛でもいいから無理をしてでも今日この楽しい登山を楽しみたい、この山もっと知りたい、と思うものもある。どちらがいいとかそういうことはないのだけど、読書にもいろいろなものがある。「時のみぞ知る」はもちろん後者。
登山の後もその時登りながら考えたこととか知った智恵とか、思ったことなんかを後になって反芻して考えるのもまた楽しい。そういうことが、後で大きな力になってくれることもある。
ああ、読書って、なんてすてきなんだろう。
自分は本を読む楽しみを知っていて良かった。・・・とそんな自分をとても幸運な人間だと思う(基本、自己肯定型)のです。

さてさて、お話は上・下巻あり、今はまだ上の途中。
まだまだお楽しみは続きます。嬉しいです。

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