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2012年12月

2012年12月31日 (月)

よいお年を

今年も一年ブログに来てくださってありがとうございました。
皆さま よいお年をお迎えください。

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2012年12月30日 (日)

今年の展示等いろいろ

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(Nikon D80)

何もかもインチキに見えちゃ
さびしいぜBaby

         (佐野元春「ハートビート」より)

安全とかいろんなことが、安っぽいインチキのメッキのような言葉に見えてしまうこのご時世。だからこそ今年は揺るぎない確固とした美意識とか世界に強いインパクトを受けたのかもしれません。

今年印象的だった展示など

・「バーン・ジョーンズ展」 (三菱一号館美術館)

ラファエル前派、LOVE。
理屈ではない。この美意識が、とにかく好き。
本好き夢見る少女だった人にはたまらない世界かもしれません。

・石元 泰博写真展「シカゴ シカゴ シカゴ」 (PGI)

石元さんのスマートな切り口がとても格好いい。
石元さんご本人もとてもスマートな方だったのだと思う。
ご本人のご存命のうちにお会いすることは出来なかったけれど、写真を拝見するとスーツ姿も洗練された感じでとても格好いい。
垢ぬけた勢いのあるアメリカの景色に日本人の目を通すと若干の湿気が混じる、そこで見る時妙に落ち着くのかもしれない。

・「機械の眼 カメラとレンズ」
(平成24年度東京都写真美術館コレクション展)の中の一枚
メイプルソープの花の写真

「ウ・ツ・ク・シ・イ」。イーディ・セジウィックを初めて見た時にアンディ・ウォーホルが呟いたこの言葉を、写真を見た時思わず呟かずにはいられない。
この人の美意識はやっぱりすごいのでは、と思う。
この人の花の写真のプリントを、一度まとめて見てみたい。

音楽は、佐野元春にはまりました。
詩的で繊細、で、切れ味鋭いひらめきの
独特の世界がいいです。
同じクラスに佐野君がいたら、友達になって、いろんなことを教えてもらいたい。
学校帰りにCDショップによって、お薦め音楽を教えてもらったりしたい。
とりあえず消しゴムをわざと佐野君の足元に転がして、会話のとっかかりを作りたい。
それって恋?どうでしょう(笑)。

見たもの読んだものいろんなもので、新しい私が出来て行く。
いつか写真にも現れる。
それが楽しみです。
俵万智さんが読書のことを、「漢方薬のようなもの」と書いていました。
長く続けて行くことでじわじわと効いてくる。
来年もいろいろな展示があるようなので、また「これは・・・!」と思うものは行ってみたいと思います。

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2012年12月29日 (土)

効用

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(Nikon D80)

普段は忘れている懐かしい顔を
一枚一枚メッセージを書きながら一瞬思い出している。
年賀状書きはそんな効用もある。

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2012年12月28日 (金)

横顔

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(Nikon D80)

約束の場所に約束の時間にきちんと来て
親鳥を待つヒナみたいにきちっと立って僕を待つ君を見た時何故か
僕は久し振りに君が喜ぶ顔を見たいと思った。
僕は温かいスープがいいけど君はどう?またあの店に行こうよ。
まずは僕が早く横断歩道を渡ってそこに行こう。

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2012年12月27日 (木)

手紙

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(Nikon D80)

フェルメールの絵のように、手紙を読む女の姿は美しい。
たとえそれが携帯のメールだったとしても。

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2012年12月26日 (水)

寒波のバカ

Dsc_9847

(Nikon D80)

寒い。寒いよ。
寒波、もういいよ。
寒いのは嫌いだ。寒波のバカ。

昨日の写真も今日の写真も、なぜかピントが合わないと思っていたら、
カメラがM(アニュアル)ではなくてAF(オートフォーカス)に設定されていた。
アニュアルのレンズを使う時AFになってるとボケちゃう時が多いからMにしなきゃいけないのだ。
寒波と同様、私もバカだった。
いいショットなのにもったいない。

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2012年12月25日 (火)

クリスマス

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(Nikon D80)

クリスマスイブの名残りと年末のムードの始まりが混ざり合ったクリスマスの日。
そんな慌ただしい街に楽しそうな二人の笑顔がいい感じ。

(久し振りに銀座に行ってきました。
 華やかな街で楽しく充電!やっぱり銀座はいいですね。
 写真はピントが合わなかったのが残念だけど、二人がいい感じだから載せちゃいました。)

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2012年12月22日 (土)

Dsc_9830

(Nikon D80)

空にはきれいにお月さまの夜
しんしん静かに更けてゆく

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2012年12月21日 (金)

Are you easy?

Dsc_9831

(Nikon D80)

この世で2番目に嫌いなことは「理解されないこと」で、
1番嫌いなのは「理解されてしまうこと」   

                              (by.村上龍)

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2012年12月19日 (水)

Bitter&Sweet

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(Nikon D80)

その年なりの棘を持つ少女の耳に可憐なピアス

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2012年12月18日 (火)

もうすぐクリスマス

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(Nikon D80)

私 「寒いね~。大丈夫?」
猫 「ちゃむいっ。
   けど、大丈夫。オレ、親譲りの全身毛皮だし。
      それに、もうすぐクリスマスでしょ?
    この間「クリスマスプレゼントは、電気毛布をお願いします。」って折り紙に書いて
      笹の葉につるいといたから大丈夫。
      いい子にしてたら、サンタさんがクリスマスに電気毛布くれると思うよ。えへへ。」

ねこちゃんの中で、何かと何かが、混ざっています。

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2012年12月17日 (月)

Sing Sing Sing

Dsc_9824

(Nikon D80)

見上げたら、少女マンガ(小椋冬美とかの)に出てくるような街路樹と12月の空。
今日は少し雨が降るみたいって、天気予報で言っていた。
家に帰りつくまで 人がいない隙に ユーミンの、「12月の雨」を歌っちゃおう。

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2012年12月15日 (土)

イーダの一年

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(Nikon D80)

今年は8割くらいの毎日を、静かにのんびりと過ごしました。
沢山本も読みました。
一番の出会いはやっぱり小川洋子さん。
真っ白な廊下を歩いている。
これかな、と思うドアを開けると、そのドアの向こうは想像した以上に自分の好きな空間、自分でも「私、こういうの好きなんだ。分かる。」と気が付いている世界。
渇いたのどを潤すように、次々と読んでいったこの一年。

・猫を抱いて象と泳ぐ
・ミーナの行進
・妊娠カレンダー
・凍りついた香り
・ブラフマンの埋葬
・シュガータイム
・薬指の標本
・夜明けの縁をさ迷う人々
・貴婦人Aの蘇生
・犬のしっぽを撫でながら
・小川洋子対話集
・博士の本棚

一年でこれだけ読みましたがまだまだ小川さんの作品は沢山あります。
また来年のお楽しみです。

あと印象的だったのはベルンハルト・シュリンクの「朗読者」。
数年前に映画にもなりましたね。
以前ジュンパ・ラリヒの「停電の夜に」というお話を読みましたが、まさに停電の夜に小さなランプの下で読んだらいいんじゃないのかな、と思うような、じっくりと読みたいお話でした。

今年の私は本当に、静かに、自分の好きなように本の世界に漂いたかったのだと思います。
お陰で随分充電出来ました。
そう、この静かな至福、どこかで観たことがある・・・?と思ったら思い出しました。ハンマースホイの絵の中のイーダ(※)でした。
今年はイーダになったような一年でした。

※イーダ・・・ハンマースホイの絵のほとんどのモデルになっている奥さん。
        雪の日の朝のような、しんした静けさのその絵の世界は
        私の大好きな世界、リラックス出来る世界です。

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2012年12月13日 (木)

冬の光

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(Nikon D80)

あの丘の草の海
ベビーカーの中の寝顔の睫毛
制服の彼の肩
冬は柔らかにその光を向ける
沢山の子供たちがシャボン玉を飛ばしていた団地の昔の
その冬の光と同じ

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2012年12月11日 (火)

冬の方程式

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(Nikon D80)

陽の当たっているところ=猫のいるところ

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2012年12月10日 (月)

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(Nikon D80)

知ってるんだぜ知っているのさ
君の心はからまわり
愛の言葉も教わったとおりさ
ついでにいつもおりこうで

               (大澤誉志幸 「彼女には判らない(Why Don't You Know)」)

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2012年12月 8日 (土)

拝啓 清少納言様

Dsc_9806

(Nikon D80)

冬はつとめて。
ほんとかいな。と思う寒い朝。
でも、キンと冷えた空気は澄んでいて、それはいいかもしれない。と思います。

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2012年12月 6日 (木)

冬装備

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(Nikon D80)

ねこ「寒ーい冬に向けて、毛を膨らませてみました。
    太ったわけじゃないの。膨らんだだけなの。オレ。
    そこが大事。」

屋根もあるこの場所に段ボールを敷いてもらって、
近くには段ボール製の猫アパートも作ってもらって(中に毛布も入ってる)
ここのねこちゃんたちは冬への備えも万端です。

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2012年12月 5日 (水)

華あるひと

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(Nikon D80)

勘三郎が亡くなってしまった。
キヨシロウの時のように、嘘みたいな話だと思った。
その位あまりにも突然であまりにも若い。
うちの父も早く亡くなってしまったけれど、それよりも若い。

勘三郎好きでした。
歌舞伎にものすごく情熱を持っていて、華があって、楽しくて、ちょっと(かなり?)子供みたいでかわいくて。
残念ですね。今朝、テリー伊藤も言っていたけれど、勘三郎は天才です。
魅力的な人は、早くあちらに召されてしまうのでしょうか。
なかなか出てこない、華のある魅力的な歌舞伎役者を失ってしまったのは歌舞伎界だけでなく日本の大きな損失と言っても大袈裟ではないかもしれません。
勘三郎で思い出したのは、うちの母親が昔若かった頃市ヶ谷のあたりに勤めていたそうで、その頃毎朝、お手伝いさんみたいな人についてもらって学校(小学校?)に通う勘三郎を見た、という話です。一人の人の人生の後から生まれてきて、先にいなくなってしまうのは悲しいものですね。やっぱりこういうのは年の順番にがいいな、と、思ってしまう。
少し前に、芝翫さん(勘三郎の奥様のお父さん、七代目中村芝翫さん。)が先にあちらに行っていますが、芝翫さん、勘三郎に、「おまえがここに来るのはまだ早過ぎるよ。戻りなさい。」って、言ってくれないかなぁ・・・。そんなことを、考えてしまうのです。
でもあまりそういうことを書くと良くないかもしれません。
本当はもっとずっとその姿を見ていたかったけど、ここは、今まで楽しませてもらったことや歌舞伎に興味を持たせてもらったことにありがとうと言うべきなのでしょう。そして、TVを通してですがこの魅力的な人を観ることが出来た幸運にも、感謝すべきなのでしょう。

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2012年12月 4日 (火)

毎月のお楽しみ!

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(Nikon D80)

夏くらいから、佐野元春をよく聴いています。
そんな佐野元春のCDを、毎月一枚、自分へのご褒美として買っていくことにしました。
幼稚園の頃、毎月一冊、世界のお話(ラプンツェルとか、灰かぶり(シンデレラ)とか)を集めた本が、小学校になると学研の「科学」と「学習」が本屋さんから届いていました。それがとても楽しみだった、小さい頃のワクワクする気分を思い出します。
一番最初の今月は「Heart Beat」。佐野元春2枚目のアルバムです。好きな曲も沢山入っているので、さっき聴いてそれはもう嬉しくて、ああ、アルバム買って良かったーと思いました。
繊細で、勢いや疾走感も持っていて。
今、自分が高校生くらいで、同じクラスに佐野元春みたいな男の子がいたら、いろんな話を聞いたり沢山話したり佐野君が何考えてるか知りたくて友達になりたくてウズウズしてると思う。(それって恋なのでは・・・・・?)
今までも少し聴いたし、高校の時は佐野元春ファンの友達もいてその子に無理矢理テープを貸されて聴かされたりしたのにそんなにピンとこなかったのは何でなんだろう?と思う位、今すごく大好きです。

(参考までに)

「Heart Beat」

1.ガラスのジェネレーション
2.ナイトライフ
3.バルセロナの夜
4.イッツ・オールライト
5.彼女
6.悲しきレイディオ
7.グッド・バイブレーション
8.君を探している(朝が来るまで)
9.Interlude
10.ハートビート(小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド

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2012年12月 3日 (月)

Sugartime

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(Nikon D80)

お年頃のハートを乗せてバスは揺れながら進んでく

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