風まかせ
(Nikon D80)
噂をすればなんとやら。
この間、「向田邦子との二十年」のことを書いた記事に小川三夫さんの本のことを書いたら、昨日出かけた時にデパートの本屋さんでその小川さんの新しい本(「不揃いの木を組む」)を発見してしまいました。もちろん買いました。ついでに、もう一冊まだ読んでいない小川さんの本が出ていることも判明。購入予定リストに入れました。
以前「この人には弱い」と書いた椎名さんのように、どうしてなのかは分からないのですが、私は西岡常一さんや小川さん、それから小川さんの宮大工の会社「鵤公舎(いかるがこうしゃ)」の本を見つけると買わずにはいられません。
西岡棟梁がいつも仕事をしていた法隆寺にもぜひ一度行ってみたい。
槍鉋で削られた、柔らかな形の柱を触るのだ。
おおらかな曲線の屋根を眺めるのだ。
本当に、そんなに惹かれる理由は自分でも分からない。
でも・・・「宮大工」という仕事にとても興味があることは自覚しています。
無理だけど、もしも自分が男の子だったら、一から修行して一人前の宮大工になるなんていう人生もいいなぁ~・・・なんていうことを、実はかなり本気で思っているのでした。
修学旅行に京都・奈良に行った時も、華やかな京都もいいけれど、それよりもおおらかでのびのびとした奈良に妙に惹かれたし、不思議ですね。
本を読んでいて面白いのことのひとつは、ある本を読んで思ったり知ったり考えたりした「点」が、他のある本を読んだ時やそれまでの経験等の「点」とつながって線になり、すごいことに気がついたり分かったり、宇宙が広がったりすること。自分の潜在的な考えに気がつくことも。いつかは自分がなぜ奈良に、なぜ宮大工に惹かれるのか分かるのでしょうか。そんなことを風まかせにして本を読んでいくのも楽しいことです。
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コメント
こんばんは
aniseさん 向田さんから小川さんへと
いいですね
本で広がる世界です
横浜に住んでいる私の友人の女性もよく京都へ
仏像を見にいきます
私も東京に住んでいたら行くんだけどな
湯葉も食べるんだけどな・・・
投稿: グールドの帽子 | 2012年3月12日 (月) 22時59分
こんばんは!
膨張し続ける宇宙のように、広がり続ける世界、楽しいです。
そんな楽しみを知っていて良かった~・・・と
しみじみ思います。
>京都へ仏像を見に
いいですね~。
京都はいつもJRの「そうだ京都行こう」のCMを見ると
ああ、行きたいなぁ~とウズウズします。
湯葉、いいですよね。私も好きなんです。
美味しいものがいっぱい、きれいなものもいっぱい。
歴史もいっぱい。
考えていると旅行したくなりますね。
投稿: anise | 2012年3月13日 (火) 22時51分