風に吹かれて
(Nikon D80)
少し前、偶然知った、ある個展。
どこかで聞いたことのある名前、どこかで見たことのある顔。
これはぜったい観に行かないといけない。
そう思って、最終日の今日、滑り込みセーフで銀座の画廊に行ってきました。
それは高校の時の美術のK先生の個展。
今は、高校ではなくて大学で美術を教えていらっしゃるのだそうです。
こんなに変わらない人がいるのかとびっくりしてしまうほど先生は変わらず、風に吹かれて、自然に歳を重ねてきたような穏やかな顔を拝見して懐かしく、嬉しくなってしまいました。
もともと美術大好きな私は迷わず選択授業に美術を選んだのですが、大正解でした。
アクリル絵の具の絵、パステル、シルクスクリーンでTシャツ、木彫りの箱、デッサン、いろいろな課題をしましたがどれも本当に楽しくて、学校の科目の中で美術が一番好きでした。毎週楽しかった。
時々お昼休みとかに美術室を覗くと大きなキャンバスに向かっていた先生。
チラッとみたことはありましたがきちんと作品を拝見するのは今日が初めてで、とても新鮮で楽しかったです。
そうそう、有元利夫の絵を観るようになったのは、先生が当時描いていた絵に少し似ているような気がしたからでした。最近の絵は少し当時のものとは少し変わったようでしたがそれでも人柄が出るのか繊細な絵でした。
今もずっと作品を作り続けているというのには刺激を受けました。
やっぱり継続していくということは大事なのです。
また機会があったら展示を観に行ってみたいと思いました。
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コメント
aniseさん こんばんは
美術の授業が一番好きとは羨ましい
絵を描くとまた世界が広がりそうです
さて、先生つながりの話題
メイ・ヨークの中学の担任が美術の先生で
先日、一緒に個展に行きました
その先生は今、画家になってイナカーナの風景を
繊細な水彩画で描いていました
どんな風に自然や物を見て描こうとしているのか
写真もある意味、同じですね
その人が描いたと見るものがわかる作品が
やはり、残っていくのでしょう
投稿: グールドの帽子 | 2011年10月16日 (日) 22時34分
グールドの帽子さん、こんばんは!
小学校の一年生から短大卒業まで、図工・美術は
ずっと大好きな科目No.1の座にキラリンと輝いていました。
美大も行ってみたかった。
でも一番好きなのは、実は家でこまごましたことをすることなんです。
こんなに外で働くのが好きな女性が沢山いて活躍している時代に
私は専業主婦になるのが夢だったのでした(今も専業主婦は憧れ)。
そこで短大の国文に。
あれー?気がつけば全然専業主婦は遠いけど(笑)
でも結局写真とか絵を観に行くとか美術とは繋がっていたい
気持ちは変わらず私の中にあって私を動かして楽しませて
くれています。
メイ・ヨークさんの先生もずっと作品を作り続けて
いらっしゃるんですね。
イナカーナの景色、どんな風に切り取られているのでしょう。
同じものを見てもひとそれぞれ違う視線で、
それぞれの作品になるのが面白いですね。
投稿: anise | 2011年10月18日 (火) 01時06分