ハーブ&ドロシー効果
(Nikon D80)
先月のとある日、目黒に行ったのはブリッツギャラリーで写真を買うためでした。
買ったのは小さな、清家さんのプリント。
フィルムのプリントだと数十万という値段がついたりする清家さんですが、今回私が買ったのは「はじめてプリントを買うひとのために」と、プリントを買う・・・ということを初心者の人にも経験してもらうために清家さんがとても手頃な価格設定にしてくださった特別な一枚で、デジタルで撮影、インクジェットでプリントされたものなので(そして通常のプリントよりも少し小さめ)、本当に本当にびっくりするほど優しい値段、なのでした。
実は、このプリントのことを知ったのは9月。
写真展のトークショーに参加した時なのですが、その時は迷ってしまって買いませんでした。
でも、ずーーーっと、気になるんですね。
2ヶ月間気になるので、これはもう一度実際に見て、自分の気持ちを確かめよう(恋?)・・・!と思ってギャラリーに行きました。そうしたら、やっぱりとても欲しくなってしまったのです。ギャラリーの人に「これをお願いします。」という時はとても緊張しました。でも、買って良かったです。やっぱり自分の欲しいものを買った方がいい。あとからこみあげてくるこの嬉しい気持。
最初にプリントを買ったのは3000円で売りましょ買いましょ展で渡部さとるさんのプリント。
3000円で売りましょ買いましょなので、渡部さんといえども¥3,000です。
そして2枚目がこの清家さん。
清家さんは私の憧れの写真家なので、そのプリントを自分の部屋に飾れるのかと思うととてもとても感激&嬉しいです。
過去に、北井一夫さんのプリントなどが比較的手ごろな価格で買える時があり、ちょっといいなと思うものもあったのですが、その手ごろな値段は私には手頃ではなかったので断念したこともありました。
自分の手の届く範囲で無理せず納得するものを。
とても嬉しくて満足する買い物。
この、心が豊かになる買い物はそう、ハーブ&ドロシーなのです。
私は2人のようには沢山は買えませんが、それでもこれからも「いいな!」と思うものがあったら宝石を集めるみたいに集めていってみたいです。だって本当に嬉しいものだから。
* * *
日本では写真をはじめアートを買うということはあまり一般的にはなっていませんが
とても心が豊かになることなので、気軽に手軽に多くの人に作品を買う、集める・・・ということが広がればいいなとも思います。
« 毎年恒例の・・・ | トップページ | 本の街 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント