薔薇の木に薔薇の花咲く
(Nikon D80)
近所にたくさん花を育てている家があります。
きれいなバラが咲いていたので写真を撮っていたら、レースのカーテン越しにその家の人の声がして、「あら、うちのバラを撮りに来ているわ。」「ほんとだ。」と会話が・・・。カーテン越しに家の中から写真を撮っている姿をそっと見られていた私は、家の人手作りの餌場の餌を食べに来ているところをそっと見られている野鳥のような気分・・・。でも、写真はしっかり撮りました。
このところ少し仕事が忙しくて疲れていたので、癒されようと昔バイトしていた本屋さんに。
何気なく文庫の棚を見ていたら、「富士日記」の百合子さんのご主人の武田泰淳さんの名前が。武田泰淳さんは「ひかりごけ」の作者だった!何も知らなくてごめんなさい。と、だれに謝るというわけではないけれども何となく謝る。
高校のとき芸術鑑賞会という学校行事があって、ひかりごけの舞台をみんなで観に行きました。Wikipediaでは「劇団四季によって舞台化された」とあるから当時観たのも劇団四季だったのかも。
役者さんが七人位ずつ2段に並び、一人ひとりが違う色の傘を持って順番に一回りして傘を舞台に置いていき、ひかりごけの光るさまを表す・・・という場面がとてもきれいで印象的でした。
お医者さんの息子で、ちょっと大人っぽい、いつも遅刻していて一体どんな生活しているんだろう?という感じのW君も「きれいだなぁ・・・」と何度も言って感激していたのを見て、W君も、こういうのに感激するのか、・・・とちょっと安心したような風に思ったのを思い出しました。
富士日記を読み終わったらひかりごけも読んでみようかな。
深沢さんの楢山節考も読まなければいけないし、なんだかヘビーな本が続くなぁ。
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コメント
ここ最近、ちょうど薔薇がキレイに咲いてますよね。
毎年5月の頭には咲くのですが、
今年は気温が中々上がらなくて、遅くなったのかな?と。
薔薇は香るので、見た目だけでなく、存在感があります。
このお写真は、花の存在感がはっきりと、
すごくよく写し出されていると思います、素敵ですね。
先日仕事で疲れた帰りに、お花屋さんで、ミニバラの鉢を購入。
ちょっと棘が痛いけど、やっぱり可愛くて、癒されます。
投稿: aya | 2010年5月23日 (日) 13時32分
ayaさん、コメントありがとうございます。
今、薔薇が本当にきれいですね。
歩いていてあちらでもこちらでもきれいな花。
歩くのがとても楽しいです。
今日みたいな雨の日だと余計香りが濃厚ですね。
この写真は、野鳥のように観察されながら(笑)急いで撮ったので
どうかなぁ?と思っていたのですが
存在感があるなんて言っていただいてとても嬉しいです。
ありがとうございます。
お花を買うと、癒されますよね。
ayaさんも薔薇に元気をもらって
またお仕事がんばってくださいね。
投稿: anise | 2010年5月23日 (日) 21時47分
ほんのり桃色のバラ
ノスタルジックです
ほんと散歩中に見かける庭と花には困ります
撮るのに了解するのも面倒で
こっそり撮ると悪いことをしているようで
散歩や車の運転中によく思います
いい景色や瞬間に遭遇すると
まぶたがシャッター代わりになって
撮影してくれないものかとも
深沢の「楢山節考」は短い小説です
一気に読めます
投稿: グールドの帽子 | 2010年5月23日 (日) 22時01分
グールドの帽子さん、コメントありがとうございます。
ほんのり桃色のバラ、いい香りがしていました。
>いい景色や瞬間に遭遇すると
>まぶたがシャッター代わりになって
>撮影してくれないものかとも
本当に・・・!
時々すごくいいアングルとか、すごく撮りたい人とかに
遭遇する時があります。
でも人の目やいろいろなものになかなか勇気が出なくて
シャッターを押せなかったりすることありますよね。
そんな時にまぶたがシャッターだったらどんなに
いいでしょう
ドラえもんがいたら、そんな道具をポケットから
出してくれるかも?
でものび太でもなくドラえもんも近くにいないので
がんばって撮るしかないですね・・・(笑)
「楢山節考」、読むのが楽しみです
読む本が沢山控えているととても幸せな気持ちです
投稿: anise | 2010年5月24日 (月) 22時49分