線をひく
(Nikon D80)
来ました。
amazonから本が。
上田義彦さんの本は古本なので後で別の所から来る予定で
内田ユキオさんの本と小川洋子さんの「海」が一足早く届いたので、
まず内田さんの写真の本から読んでみることにしました。
写真を見ていくうちに、なんとなく教えていただいたわけが分かりました。
そして教えていただいた方々が「この人は文章を書くのが好きだよね。」と話していらしたのもわかりました。
まだ初めの方を読んでいるところなのですが、とても面白いです。
たとえ話もとても分かりやすくて、何度も「なるほどー」と頷いてしまいました。
例えば、こんな感じです。
「 写真に撮ることは物語にアンダーラインを引くのに似ている。
ここで涙を流しましたとか、この場面は特に印象に残っていますとか、
自分の心の揺れを証にして残していく。
長い物語の中からポイントとなる文に線を引くのと、数多くの光景の中から
ポイントとなる場所を選び出して写真に撮るのは、共通する点も多いように思う。」
「 借り物の本に線が引けないように、他人の物語で写真は撮れない。
自分なりの物語が書けて、線を引くポイントを絞りこめる人は、きっと
いい写真が撮れる。
ブレッソンだったら、定規でも使ったような歪みのない線を的確に引くだろう。
荒木経惟さんなら物語自体が豊かで変化に富んでいて、人が見落としてしまう
ような箇所にさりげなく線を引いていくに違いない。」
なるほどー・・・。
いろいろ考えさせられます。
ライカとモノクロの日々 エイ文庫 著者:内田 ユキオ |
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