にちようび
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ちょっと早いけれど・・・
そろそろこんな季節ですね。
この曲(「all i want for christmas is you 」)が流れてくると、
訳もなく わくわくしてしまいます。
とってもかわいくて大好きな曲。
ビデオのマライア・キャリーもかわいい。
何度も観てしまいます。
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(RICOH GR DIGITAL)
千葉県の千葉市美術館で開催中の、「国立美術館所蔵による20世紀の写真」展に行ってきました。
写真を観に行くようになったのは割と最近のことなので、今まで写真集や雑誌、Webで見たことがあっても、プリントの実物を見たことがない・・・というものが沢山沢山あるのですが、今日の写真展はそんな名前の聞いたことのある作品が目白押しで、「あ!あれだ!」「これ、初めて見た!」・・・と、とても感激しました。
スティーグリッツ、ウジェーヌ・アジェ、マン・レイ。
アンセル・アダムス、ロバート・キャパ、ブレッソン。
ウィリアム・クライン、ダイアン・アーバス、デビット・ホックニー。
木村伊兵衛、野島康三、細江英公、森山大道、杉本博司、植田正治、土門健・・・などなど錚々たる顔ぶれの写真家たちのプリント・被写体たち。
時にはその強い力にその前でしばし動けなくなるほど。
時代は変わっていっても古さは感じさせずにそこにあって、
“いいものはいいのだ”・・・という当たり前のことを、目の前にバン!と突き出されたような感じでした。かっこよかったです。
(展示写真の解説の、「プラチナ・プリント」とか、「ゼラチン・シルバー・プリント」などの表記もぞくぞくさせてくれました・・・!)
今日のこの点がいつか他の点とつながって、新しい力強い線になってくれたら嬉しいです。
* * *
おまけ
傑作揃いの写真の中、特に感激したのは、ユーサフ・カーシュの写真「ジョージア・オキーフ」(1941年)です。
高校生の時雑誌で見たのが最初なのですが、その時から静かな美しさとその内に流れる強さのようなものをとても好きだと思っていました。
その写真を実際に見れる機会があるなんて感激でした。
初めて間近で見たプリント、ジョージア・オキーフのその髪の一本一本まで繊細な、きれいなものでした。
写真展は12月14日まで開催されています。
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(Nikon D80)
先々週のことになりますが、上野の国立西洋美術館で開催されている、
「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展に行ってきました。
ハンマースホイの絵に描かれているのは、大部分が妻イーダの後ろ姿やその住居であるデンマーク・コペンハーゲンの「ストランゲーゼ30番地」。
絵からは音のようなものが感じられません。
まるで、雪の降った日のような、しんとした世界です。
絵の中の空間ではイーダがこちらに背を向けて佇み、コペンハーゲンの日差しがただゆっくりと動いていきます。
独特な題材、色彩、光の揺らぎ、そしてしずけさに、ああこれは好きだと観るなり思い、どんどん進んでいくにつれてますます確信していきました。
この一連の絵にちょっと不気味な感じがする方もいらっしゃるかもしれません。
孤独を感じると思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも わたしにはむしろ心地よさが感じられました。
人の目や干渉や日常からも解放されて静かな場所に一人でいるとき、なんともいえない心地よさを感じる時があります。もしかしたら、その心地よさが、ハンマースホイの絵の中に感じる心地よさなのかもしれないと思いました。
それは本当の孤独ではなく、外の世界との繋がりをもっているからこその、しずけさへの愛着なのかもしれません。
ハンマースホイは日常の生活や妻との間でひんやりした孤独を感じていたりしたのではなく、妻とのこのしずかな生活を愛し、心地よく感じていたのではないか、もしかしたらこの絵はハンマースホイにとってのしあわせな時間の表現なのではないか・・・などと思ったりしました。
初めて観たヴィルヘルム・ハンマースホイの絵、
その出会いを感謝したくなるような、魅力的な絵たちでした。
* * *
おまけ
このハンマースホイ展を教えてくださったグールドの帽子さんが、
ご自身のブログの中で「もしもハンマースホイが一枚絵をくれると言ってくれたら何をいただくか」ということを書かれていらっしゃり、楽しい「もしも」を自分でも考えてみました。
「お嬢さん、特別に、この中で一枚あなたが気に入った絵を差し上げましょう。」
その言葉は飛び上るほど嬉しいけれど、一枚に絞るのは悩みます。
妹さんを描いた絵も、チケットの絵もいい、光の差し込む誰もいない室内もいい・・・・・
さんざん考えて、いつも眺めて癒されそうな、「陽光習作」(1906年)をお願いすることにしました。
やわらかい空気が印象的です。
どの絵もいいので、苦しい選択でした・・・。
(絵がいただけるというのは想像なのですけれどもね・・・(笑))
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(RICOH GR DIGITAL)
今年、2008年は尾形光琳の生誕350年目にあたることから上野の国立博物館で開催されている、「大琳派展 継承と変奏」に行ってきました。
琳派を代表する本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、抱一、鈴木其一の6人の優品によって琳派の芸術を展望しようという本展、「同じテーマの作品を比較しながら見ることで、琳派の系譜を具体的にたどると同時に、各作家の独自性をも明らかにしようという企画」なのだそうです。風神雷神は4人の画家による4つの絵が同時に観られるということで、とても楽しみにしていました。
ところが楽しみにしていたのは私だけではなく、同じ日本の空の下、沢山の人が同じ気持ちだったようで、朝一番に行ったにもかかわらず博物館の門の前は長夜の列。
前売り券を買っていなかったのを後悔しながらチケット売り場の列に並んでいたら・・・
こちらのほうに歩いてきた、ある一人の女性と目が合いました。
そして女性は私のところにくると立ち止まり、「これ、余っているので、よろしかったら・・・。」とチケットをくださるではないですか。
なんたる奇跡・・・!(ありがとうございました・・・!)
もちろん、大喜びで分けていただきました。
親切な方のおかげで、チケット売り場からぐんと離れた、博物館の門の中で開館を待つ人たちの列に並ぶことが出来たのでした。
そんな嬉しい気持ちをかみしめつつ、9時半開館。
入ってすぐは俵屋宗達です。
桜の咲き誇った屏風の前で足が止まります。
花の盛りの桜の木の下で味わう、ふいに違う世界に行ってしまいそうな気持ちを思い出しました。
構図もすてきです。
後ろにいらした女性二人の会話が聞こえてきました。
「私ね、こういうのを見ると、「モダン」って思っちゃうのよ。」
「そうね。モダンよ。」
そうか・・・そういうことだったのか。
琳派の絵がなぜか気になるのは、構図や色彩などのモダンな部分に惹かれていたのかもしれません・・・。
風神雷神は感動しました。初めて観ました。
宗達のものと光琳のものが好きです。
以前、「陰翳礼賛」という本で、昔はこういうものは暗い所で観たと読んだのですが、これは暗い中で観たらきっともっとすごい迫力でしょう。金色が暗闇の底で光り、自分の力の及ばないものの存在を驚きの目で観たでしょう。
博物館の薄暗い空間の中で少し絵から離れて観て、その昔を想像してみてはわくわくしました。
それからもうひとつ、個人的に、とてもいい屏風だなぁと思ったのは、風神雷神の屏風の後ろに描かれていたという酒井抱一の「夏秋草図屏風」。
これは、夏と秋の草花が風神雷神さまの風や雷雨を受けている絵です。
その題材のつながりがとてもいいなと思いました。
琳派は代々受け継がれる世襲の画派ではなく、光琳が本阿弥光悦、俵屋宗達に私淑し、その光琳を、酒井抱一らが慕うという特殊な形で継承されてきたのだそうです。
尊敬する画家の絵の裏にその絵を受けて描くということを、抱一はきっとこの上もなく幸せに思ったことでしょう。もしも自分が抱一だったら、もう、持てる限りの力を使って尊敬する画家の絵に泥を塗らないように懸命に描いただろうと思います。
数百年前の画家のしあわせに思いを馳せて、満ち足りた思いで博物館を後にしました。
大琳派展は明日まで開催されています。
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今日の写真は、ちょっと寂しいものになってしまいました。
多分、TVで筑紫哲也さんの追悼の特番を観ながら記事を書いていたからだと思います。
私はずっと、筑紫哲也さんが好きでした。
今日特番を観ていてやっぱり、骨がある筑紫さんをとても好きだと思いました。
伝えてくれたこと、筑紫さんのような人がいたことを忘れないようにしようと思いました。
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今日、ひとつ大人(?)になりました。
写真はまだまだへたっぴだけど、仕事も「?」だけど、
これからもいろんなことに毎日頑張ろう!と思った一日。
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(RICOH GR DIGITAL)
昨日、ギャラリーコスモスで開催されている、ShINCproject1「3,000円で、写真売りましょ!買いましょ!」展に行ってきました。
この企画を写真家・横木安良夫さんのブログで知ってから、とても興味を持ち、ぜひ行ってみたいと思っていました。
まず第一に楽しそうです。それと、昨日の記事にも書きましたが、自分が普段実感したことのない、「お金を払ってプリントを買う時、一体自分はどんな目で写真を見て、どんなものを欲しいと思うのか」という事を知りたかったのでした。
今までに何度かオリジナルプリントを買うかもしれない機会はありましたが、自分には高くて手が出せませんでした。「身銭を切る」という言葉のように、そんな時に本当に欲しくて買うのは意味があるかもしれません。でもその時は私はそこまでの気持ちにはならなかったのでした。
3,000円という価格は、もし「とっても欲しいもの」が見つかったら、本当に買える値段。
見つからなければ買わなくてもいいし、見つかったら買ってこようかな。と、そんな気持ちででかけました。
ギャラリーに入ると、出品者の写真が入ったファイルがずらりと並んでいます。
そのファイルをめくって写真を見ていき、自分が気に入ったものがあったら会場の方に言って、買う。というシステム。
椅子に座って次々、次々とファイルをめくっていきます。
そんな中で、時々、心に引っかかる何か気になる写真というものがあります。
一瞬手が止まります。
「いいなぁ。これ。こういうの、好きだなぁ。」
そういうものは、いわゆる、作品として上手なものとは違いました。
何か、その中にあるような写真。
心の機微や、空気や風・・・、わからないけれど何かを感じるような写真。
たとえば少女の後姿。ぼたん雪の降る公園の中をかけていく自転車。
気になって、しばし眺めます。
こんな写真を撮れるようになりたいな・・・。
が、しかし・・・!
自分でも驚いたことに、買いたい気持ちは、それだけでは湧き上がってこないのでした。
「とっても勉強になりました。ありがとう。」と心で言って、ファイルをめくってしまうのです。
最後まで心に残って一枚買ったのは、写真家・渡部さとるさんのエーゲ海の写真。
この写真は以前、ギャラリールデコで見かけた時から心に残っていたものでした。
買おうという気持になった理由は、空のグラデーションがとてもきれいで、見ていて嬉しくなるような、なにかいいことがありそうだと思えるしあわせな写真だから。
毎朝眺めたら、きっと「今日もがんばろう」とか、前向きで楽しい気持ちになれそうだから。
ギャラリーの壁ではなく、自分の手元に置いておくのだと思うと、そういう写真を選んでいました。
こんな風に、見るだけの時と買う時では、視点が全く違ってくるものなのですね。
私は部屋に飾るような写真が欲しいと思って見ていましたが、中には、投資(将来この人の写真は高くなりそう・・・など)の目線で買われる方もいらっしゃることでしょう。
そのような時にはまた別の視点で写真を見ていることでしょう。
本当にものごとには多くの見方、価値観があるものだと実感します。
「3,000円で写真売りましょ!買いましょ!」展、いろいろな意味でとても勉強になりました。
さて、買ってきた写真。
まだ額装はしていませんが、部屋に飾ることを考えるととても楽しみです。
小さい時、金魚すくいですくってきた金魚を、道々何度も見ながら歩いて帰ったように、今の私も何度も見ては、楽しい気分になっています。
写真を買うってどんな気分?
とっても楽しい気分でした。
そしてそれは、買った後も所有する楽しみとして続くのかと思うと、写真を買うということはとてもすてきなことだな・・・と思いました。
(思いがけずこんなに長文になってしまい、すみません(汗)。
ここまでお付き合いしてくださり、ありがとうございました・・・!)
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(RICOH GR DIGITAL)
目黒のギャラリーコスモスで開催されていた、ShINCプロジェクト1、「3,000円で、売りましょ!買いましょ!」展に行ってきました。
オリジナルプリントを観にいく機会はあっても、「買う」という人は日本ではまだあまりいません。
オリジナルプリントを買うということ自体、考えたことがあるという人はごく一握りかもしれません。
それは、オリジナルプリントが高価だということもありますし、先ほども触れたように写真集ではなくプリントそのものを買うという選択肢があるということがあまり認知されていないからということもあるようです。
「気楽に多くの人に、印刷物のような大量生産の写真ではない、
作家が自分のプリントだと納得しているオリジナルプリントを所有する喜びは、
額に入れ、壁に飾って毎日眺めて初めてわかることなのです。」
「写真は撮るだけでもなく、見て評論するのでもなく、気に入った写真を最初から所有する、買うと言う眼で見ると、全く違う写真の見方、価値観があることに気づくでしょう。」
「まず写真を買ってみることが、大切だと知ってもらうためのイベント」
(横木安良夫さんのブログより)
この企画に賛同されて、参加された方はプロ・アマ合わせて160人。
前々から、この写真展はぜひぜひ行ってみたいと思っていました。
自分が普段実感したことのない、お金を払ってプリントを買う時、一体自分はどんな目で写真を見て、どんなものを欲しいと思うのか。知りたかった。
最終日に行ったために、もう売り切れてしまっていた出品者の方もいらっしゃいましたが、そこにあるものは全部見て、最後に一枚買いました。(その様子は後日書こうと思います。)
レジに横木さんがいらして、「これをください」という時はとてもドキドキしました。
領収書は書いても書かなくてもいいとおっしゃっていましたが、「記念に、お願いします。」と言うと、優しく「そうだね。記念にね。」と書いてくださいました。
とてもいい経験でした。
買うまでの心の変化、欲しい写真とは・・・ということ、それに沢山の写真を見て勉強にもなりました。
「このイベントを開催して知ったことは、写真関係者以外のほとんどのひとが、写真を売り買いするということを知らなかったことです。写真好きは沢山いても、そういうひとたちに、写真は見るだけではなく、撮るだけでもなく、他の分野のアートのように、今や現代アート、アートとしてアート市場に組み込まれているわかりやすい広報活動も必要なのだとうことを痛感しました。
このイベントが、そのわずかな第一歩となることを願い、今後とも活動してゆきます。」
(横木さんのブログより)
これからもこのような機会があったら、ぜひまた訪れてみたいと思いました。
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(Nikon D80)
連休の初日。
いっぱいいっぱいの日常はちょっと休憩。
図書館に行って本を借りて、その後いつもの公園で落ち葉をサクサク踏んで
秋だ秋だと喜んできました。
きれいな夕日が西の空に移って、今日一日が穏やかに過ぎていこうとしています。
借りてきた本「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」。
日本の秋の空の下にはどんな美味しそうな夕食のにおいが流れる でしょうか。
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版 著者:石井 好子 |
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