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2008年7月12日 (土)

湖畔

上の写真の数時間前、
カンカン照りの夏の日差しの中、
出掛けたついでに、今年もまた「湖畔」を観に上野へ行ってきました。
「湖畔」は画家・黒田清輝さんの油彩画で、避暑地の小舟で涼む夫人を
描いたものです。
涼しげな色合いとゆったりとした佇まいが好きで、
今日のような暑い暑い夏の日には
この絵がとても恋しくなります。

今年の夏は、絵が好きな人にとっては盛りだくさん。
フェルメール(東京都美術館)、ベラスケス(新国立美術館)、若冲(国立博物館)・・・、ワクワクする季節の始まりです。

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コメント

こんにちは。
ホント、暑い…。
ここで「湖畔」と言う文字を観て、涼しげな絵が脳内に広がったとき、体感温度がスーッと下がっていくのを感じました。

写真や絵はこのような作用があるから作る方も真剣になってくるのかもしれませんね。副作用は困りますが…。

投稿: Suzume@Take | 2008年7月13日 (日) 10時15分

Suzume@Takeさん、こんにちは。
ほんとに暑いですね・・・。
昼間、外に出るのにちょっと勇気がいる季節になってきました。
「湖畔」は本当に涼しげな絵ですね。
観ていると、湖を吹く風がこちら側まで来そうな、
心地いい絵です。
体感温度も下がって、汗がすーっとひいていく気がしますね。

>写真や絵はこのような作用があるから作る方も真剣に
そうかもしれませんね。
送り手(作家)と作品と受け手(観る者)の出会いで
いろいろなイメージが広がっていくのは楽しいですね。


投稿: anise | 2008年7月13日 (日) 17時53分

aniseさん おはようございます

『湖畔』は切手を持ってます 子供時分に買いました
その本物が見れるとは羨ましい
それにベラスケス、若冲があるとは!調べてみます

と教えていただいたのでこちらからの推薦をひとつ
ハンマースホイ(1864-1916年 デンマークの画家)
の絵が九月に国立西洋美術館へきます
人物、窓、家具が題材の静かな不思議な絵
(影が不自然だったり、家具の足がなかったり)です
実物は未見ですができればフェルメールに合わせて
見にいくぞと思っています

投稿: グールドの帽子 | 2008年7月14日 (月) 09時07分

グールドの帽子さん、こんばんは。

>『湖畔』は切手を持ってます 子供時分に買いました
小さい頃、切手は身近にある美術館のような存在でしたよね。
私も好きな絵の切手を、きれいだな・・・と何度も眺めていた
記憶があります。

この「湖畔」を観にいった場所は、フェルメール展の開催される
東京都美術の目と鼻の先にある、黒田清輝さんの記念館です。
毎週、木・土曜日、午後1~4時まで無料で開放されていて、
「湖畔」をはじめ、黒田清輝さんの作品を見ることができます。
9月は4日の木曜日以外全ての木・土曜日が開いているようですので、
フェルメール展の時に足を伸ばされてみてはいかがでしょうか。
落ち着いて観れる、いい美術館です。

(公開日と地図)http://www.tobunken.go.jp/kuroda/japanese/guide.html

ベラスケスの方は正確には「ウイーン美術史美術館」展で、
サブタイトル(?)が「静物画の秘密」展。
ルーベンス、ブリューゲルなどなども来るようです。
ちらしの、ベラスケスの描く「薔薇色の衣装のマルゲリータ王女」が
とてもかわいらしいです。

若冲の方は、正確には「対決 巨匠たちの日本美術」です。
若冲だけでなく、雪舟VS雪村、光琳VS宗達・・・などなど
12人の巨匠たちを対決させるという試みで、面白そうです。
こちらは残念ながら8月中旬頃までの展示のようなのですが、
↓こちらが関連サイトです。
  ご参考まで・・・。
http://www.asahi.com/kokka/

ハンマースホイ、今まで知りませんでしたが、
色使いやタッチ、静かな雰囲気がとてもすてきですね。
教えてくださってありがとうございました。
ぜひぜひ観に行ってみようと思います。

観るものがたくさんあって楽しいですね~。
充実の季節になりそうですね。

(長文になってしまってすみません。)

投稿: anise | 2008年7月14日 (月) 20時23分

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