てぶくろ
寒い寒い土曜日。
暖かい日には春を待ってふくらんでいるように見えた花芽も、今日は固く閉ざして寒さにじっと耐えているように見えます。
図書館に行ったついでに、
なにか暖かくなる本を・・・と思い、「てぶくろ」という絵本を借りてきました。
「てぶくろ」はウクライナの民話です。
おじいさんが森の中を歩いているうちに、落としてしまった片方のてぶくろ。
それをみつけた森の動物達が次々やってきて、この中に住んで、温まるのです。
「ぼくもいれて」「わたしもいれて」と、
動物達は次々にやってきます。
その度に先に「てぶくろ」に住んでいる動物達は、
「いいよ。」と言って入れてあげます。
クマまでやってきて、
最後には総勢7匹。
「てぶくろ」は今にもはじけそう。
(でも、みんなぽかぽか暖かで、ぎゅうぎゅうでもなんだか楽しそうです。)
おじいさんが「てぶくろ」を落としたことに気づいて森に戻ってきたところで、このお話はおしまい。
みんなで仲よく温まるお話で、こころも、外から帰ってきて冷え切った体もすっかり暖かくなってきました。
てぶくろ―ウクライナ民話 著者:エウゲーニー・M・ラチョフ,うちだ りさこ |
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