どんな美しい記念の晴れ着も
どんな華やかなお祝いの花束も
それだけではきみをおとなにはしてくれない
他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ
自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
でき上がったどんな権威にもしばられず
流れ動く多数の意見にまどわされず
とらわれぬ子どもの魂で
いまあるものを組み直しつくりかえる
それこそがおとなの始まり
(谷川俊太郎)
* * *
この詩を初めて読んだ時、
鳥肌が立つほどの感動を覚えました。
まだまだ今は、大人には程遠い私だけど、
一歩でも一歩でも、こんな風に前に歩いていきたい。
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