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2006年9月10日 (日)

TARO

Tukiji_204_4昨日のんびりしていた時に、久しぶりに、
数年前に買った岡本太郎の「自分の中に毒をもて」を引っ張り出してきて読んでみました。
これを買った頃私は、一度前の仕事を辞め、簿記の資格を取るために昼間は本屋のバイト、夜は大原(簿記の学校)に通う、という生活をしていました。 Tukiji_205_2
補充の文庫本の中に偶然見つけて手に取ったのが、この本。
途中まで読んでいたのですが、その後無事資格を取り今の会社が決まってからは、普通の会社員が毒を持っていたらいけない気がして何となく遠ざかってしまっていたのでした。

でも最近、大好きな田島貴男が岡本太郎にはまっている・・・という記事を糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞」で読んでから気になり始め、写真展「岡本太郎の視線」を観にいってみたり、ついこの間の「明日の神話」をいろいろなメディアで観るにつけ、なんだろう、分からないし今はうまく説明は出来ないのですが無性に知りたくなってきました。本人のこと、いろいろな作品、TVやいろいろなところで見かける奥様のことも。

出会いが、ピアノをバーンと叩いて「芸術は、爆発だ!」と言い放つTVCMだったので、小さい頃は「爆発の人」「なんか不思議な人」という認識で完結してしまっていたのですが、最近いろいろなところで観るうちにそんな一言で完結してはいけないという思いがじわじわじわじわしてきました。

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田島は「本の中の大事な所に線をひいたら線だらけになっちゃうよ」と言ってます。
本人は残念ながら亡くなってしまいましたが、文章も作品も、
今も生きていて熱い。

「何だこれは・・・!」という言葉も有名でしたが、それは岡本太郎のものすごい熱さに触れた私たちから思わず出る言葉なのかもしれません。

Tukiji_218_4

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