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2006年1月22日 (日)

別世界への入口

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子供のころからとにかく本を読むことが好きだった私の、土曜の午後のスペシャルな過ごし方といえば、仲の良い友達と図書館に行き、その帰りにセブンイレブンで「スラーピー」を買って、図書館の近くの大きな公園でブランコに座りながら食べる・・・というものでした。

このスペシャルなコースから家へ帰る道で、いつも気になって仕方なかったのが、この生垣のある家でした。

今日久しぶりに行ってみたら、生垣が低くなって当時とは違ってしまっていてちょっと悲しかったのですが、まだ少しだけ面影を残しています。

当時はこの木戸の上に3、4mもの生垣が生い茂り、本好きな、当時の夢見る私は、この木戸の向こうにはもしかして日常とは違う別世界があるのではないかといつも空想してはひとりワクワクしたものでした。

私が好きなのは、きまって普段何気なく暮らしている身近な世界のすぐ近くに別世界の入り口があって、誰にも知られずに日常世界と別世界を行き来できる・・・という話で(さとうさとるのコロポックルシリーズ、「トムは真夜中の庭で」、ジュリーアンドリュースが書いた「マンディ」などなど)この木戸などそういう秘密の別世界の入り口にうってつけなのでした。

19世紀ヨーロッパ?ナルニア国?秘密の花園?

小さな私の中で木戸の向こうの世界へ夢はどこまでも広がり、幸せな気持ちになったりしていたのでした。

    *   *   *

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