カメラ目線
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(Nikon D80)
先週の日曜日のこと。
ザーザー降りの雨の中、とある小さな美術館に行ってきました。
そこで展示されていたのは夏をテーマにした日本画。それも、一番若い作家さんは1979年生まれ(30歳)という、現代の日本画です。
今まで美術館で日本画を観ることはありましたが、それは琳派とか古の大家の日本画で、現代の日本画はほとんど観たことがありませんでした。
でも、日本画というのは色合いも題材も観ていていつもとても心地よく、四季の繊細な移り変わりをやさしく描いた絵は目にも体にもスーッと入ってきてしっとりと心を満たしてくれる気がして、いいなぁ好きだなぁと思っていたのでした。
この展示でも、作家が現代になったことが変わっただけで日本画のその良さは不変でした。
ある絵は大胆に、ある絵は繊細に、夏らしい題材が表現されていて、とても良かったです。
現代の日本画の展示はいろいろな所であるみたいだし、作家さんも沢山いらっしゃるので、これから少しずつ観に行ったりしてみようと思った雨の日でした。
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もしも男の人に生れていたら、この村松友視さんみたいにお酒を飲んでみたい。
このCM、カーブしたテーブル、バーの落した照明とお酒の琥珀色、たばこの煙と美味しそうにお酒を飲む村松さんがとてもよくて、こんな場面を写真に収めたくなります。
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(Nikon D80)
東京都美術館で開催されている、「日本の美術館名品展」に行ってきました。
この美術展は、全国の公立の美術館100館が参加しその膨大なすえりすぐりの名品を一同に公開するもので、公立美術館のネットワーク組織、美術館連絡協議会の25周年を記念して開催するものなのだそう。
教科書に載っている作品から、これまで美術館を出たことがない作品まで、西洋絵画50展、日本近・現代用賀70点、日本画50点、版画・彫刻50点、の計220点により、日本のコレクションの到達点を見せてくれる展示なのだそうです。
220点、かなりの見ごたえです。
ルノワール、セザンヌ、ピカソなどのおなじみの有名どころの画家から、企画展が来ないと目にすることが出来ない画家のもの、例えばエゴン・シーレやブラック、はたまたラファエル前派のサー・エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズや、ウォーホルやホックニー、東郷青児やフジタなどまでとにかくよくぞこんなにいろいろ集めました・・・と驚いてしまいます。ポロックとキスリングの絵の実物を、初めて観ました。感激しました。
入ってすぐはオノレ・ドーミエの「ドン・キホーテとサンチョ・パンサ」。
砂漠を旅する二人の絵、これがとてもいいです。
これからの絵画の旅への期待が高まります。
印象的だったものが沢山ありすぎて全部は書けないのですが、いくつか。
ボナール「浴室の裸婦」。
彩度を抑えた色彩の中に女性がいます。全体的にあまりコントラストは強くないのですが、必要なところにはコントラストが効いている。写真でいうと、古い柔らかい描写の、とても上等なレンズで撮ったかのような印象。絵は色があるのですが、モノクロ写真でもすてきだろうな・・・という写真の目で見て気になる絵でした。
(ボナールはもう1点妹さんをモデルにした絵も展示されていて、そちらも良かったです。)
アンリ・ルソー「サン=ニコラから見たサン=ルイ島」、松本竣介「駅(東京駅裏)」、
2点共ちょっと寂しげな絵で、気になりました。
ヘンリー・ムーアの15cm程の小さなブロンズの作品、「弦のある形」。
音楽を想像するのが楽しい。
弦の組み方もきれいで、手元に置いてみたいような作品。
小磯良平や黒田清輝などの絵はやっぱりいいなぁとしみじみ。
「日本の家屋は夏を旨にすべし」と言って、昔は夏を過ごしやすいのを第一に考えて家を造ったと聞いたことがありますが、絵画も、日本の絵画は夏に涼しげな絵が一番日本の良さを伝えているような気がする時があります。着物の女性がきりりとしていたり、涼しげな木漏れ日の夏の日のような作品は、観ていてとても心地いいです。
東郷青児の、若き日の前衛的な作品「彼女のすべて」。
意外な絵が観られたのもとてもよかったです。
小杉放竜「金太郎遊行」。
金太郎を乗せて歩いているくまの表情がとても優しくていいです。
フジタの「私の夢」は、寝そべる女性の周りを様々な動物たちが囲んでいる不思議な絵。
動物たちの表情が、なんとなく小さいころよく読んだ佐藤さとるさんの本の挿絵(村上勉さん・画)を思わせて楽しい。
私はフジタの絵の女性の桜貝のような爪が好きです。
その他、ブラックの静物画の色合い、速水御舟の「女二題」シリーズ、あまりにも怖すぎる香月泰男の「涅槃」、国吉康夫「夜明けがくる」、エゴン・シーレの存在感、初めて観たキスリングも良かった。とにかく盛り沢山でした。
また、今回の展示がほかの企画展と違うのは、普段これらの絵を収蔵している各美術館から、それぞれの作品についての解説が添えられていることでした。
どの絵も収蔵している美術館からしてみたら特別思い入れがあるものです。
購入に至った経緯や、その美術館の中や世界の絵画地図の中での位置づけなど、丁寧に説明してくれていて、それを読んでから作品を観る事で、より一層理解を深めることが出来るのでした。
そんな楽しい「日本の美術館名品展」、7月5日まで開催されています。
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(Nikon D80)
銀座の街を歩いていると、本当に沢山のカメラを持った人に出会います。
学生さん風、海外からの観光客、写真が趣味なのだな・・・という人たち。
そんな中で、よくお会いするのが、おじいさん。
もう仕事は定年退職して悠々自適の生活。
カメラを片手に銀座の街を撮って歩くおじいさんたちは、とても楽しそうです。
このおじいさんも三脚にカメラを載せて、いろいろなポイントで三脚を構えては撮影していました。
ちょっと分かりにくいですが、一枚目の写真の、帽子の右側の小さい四角がカメラ(ローライ)です。
ある場所でずっと撮っているので話しかけてみたら、
「工事現場の白い壁の前に、二本の街路樹があって、
その二本の街路樹の間にちょうど工事現場の出入り口がある。
出入り口から白いヘルメットをかぶった人たちが出入りする所が、
開いて黒い四角になった出入り口と人々のヘルメットの白、
壁の白・・・のコントラストが面白い。
壁に写る、街路樹のグレー影もいい」のだそう。
このおじいさんは、いつも構図を決めて撮るのだそうです。
「カラーも撮るけど、こういう時はモノクロね。
いい構図だとフィルム一本くらいそこで撮っちゃう。」と
とても楽しそうに話してくれました。
こういう人に会うと、年齢を重ねてもこんなに楽しく過ごせて熱中できる趣味があるというのはとても幸せなことだなと思います。
また、カメラは本当にいくつになっても出来るいい趣味だなと再確認するのでした。
私も長く楽しく写真を撮っていきたいなと思いました。
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